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CityHz — ラジオ局運営シミュレーション

昔の2Dシムシティ風の見た目で、地方のラジオ局を経営するゲーム。 送信所を建てて聴取エリアを広げ、社屋を増改築し、人を雇い、番組を編成し、 スポンサーを集めて資金を回す。そして災害が起きたら、報道機関としての判断を迫られる。

遊び方

index.html をブラウザで開くだけ。ビルド不要、依存ライブラリなし。

ローカルサーバ経由で開きたい場合:

python -m http.server 8123

開局時の設定

モード(放送内容)、難易度(経営環境)、市場規模(エリア人口)、 経営形態(ラテ兼営か単営か)の4軸を独立して選べます。組み合わせは 3×4×3×2 = 72通り。

モード 内容
通常 商業放送局として経営に集中。災害は発生しない。
災害 地震・津波・台風・大雨などが発生。報道判断と法令遵守が問われる。
国営 ある国の国営放送局。スポンサーは存在せず、予算は体制評価で決まる。
難易度 開局資金 広告単価 固定費 事故率 災害頻度 競合
見習い ×1.55 ×1.28 ×0.85 ×0.55 ×0.65 ×0.82
標準 ×1.00 ×1.00 ×1.00 ×1.00 ×1.00 ×1.00
厳しい ×0.68 ×0.85 ×1.16 ×1.55 ×1.40 ×1.14
地獄 ×0.42 ×0.70 ×1.32 ×2.30 ×1.95 ×1.28

難易度は破綻ラインと再免許審査の許容度にも効きます。

市場規模(放送エリアの人口)

人口はスポンサー単価に直結します。大きいほど稼げますが、競合が強く固定費も建設費も高くなります。

市場規模 人口 競合 固定費 建設費
大都市圏 ×2.20 ×1.38 ×1.32 ×1.28
県庁所在地 ×1.00 ×1.00 ×1.00 ×1.00
地方小都市 ×0.44 ×0.70 ×0.82 ×0.82

実際に回すと性格がはっきり分かれます。大都市圏は売上の桁が違う一方でシェアが取りにくく聴取率は伸び悩み、 地方小都市は競合が弱く聴取率は高く出るものの、市場が小さいので利益率の管理がシビアになります。

経営形態(ラテ兼営 / ラジオ単営)

日本の地方局に多いラテ兼営(同じ会社がラジオとテレビの両方を持つ形態)を選べます。

ラジオ単営 ラテ兼営
テレビ部門からの補助 なし あり(市場規模に比例、県域で約260万/月)
広告単価 ×1.08 ×0.90(テレビとのバーターで買い叩かれる)
固定費 ×1.00 ×1.06
報道力 ×1.00 ×1.35(取材網をテレビと共有)
営業案件 標準 +2件(営業網を共有)
開局時 知名度+18・信頼度+4
リスク テレビ部門の不祥事が毎月5.5%の確率で降ってくる

テレビ側の不祥事にはラジオ側に非がありませんが、聴取者から見れば「同じ局」なので信用は連帯して傷つきます。 ラジオでも報じるか、距離を置くか、一切触れないかを選ぶことになり、黙殺は発覚するとBPO案件になります。

モードは開局時だけでなく、サイドバーの【設定】からゲーム途中でも切り替えられます。 災害モードを切っても進行中の災害はそのまま収束するまで続き、切った後は新規の災害が発生しなくなります。 難易度・市場規模・経営形態、そしてモード(通常/災害/国営)の別は経営全体の前提になるため、途中変更はできません。国営モードのまま災害の有無だけを切り替えることは可能です。

セーブと再開

手動3スロット+オートセーブ(毎月自動)。タイトル画面の【続きから】に 局名・モード・難易度・市場規模・経営形態・日付・資金・聴取率が一覧表示され、そこから再開できます。 保存データがあるときはタイトルが最初から【続きから】タブで開きます。 ゲーム中はサイドバーの【保存】【読込】でスロットを選べます。

月次・年次の処理内で予期しないエラーが起きても、暦の進行自体は止まらない設計になっています (内部エラーはログに記録されつつ、日付は正しく繰り上がります)。過去に保存された、 月が13になって止まってしまったようなセーブデータも、読み込み時に自動的に修復されます。

チュートリアル

開局時に「チュートリアルを表示する」を選ぶと、右側に常駐型のガイドが出ます。 ゲームを止めずに進み、実際に操作すると次のステップに進みます(送信所を建てる → 番組を組む → 人を雇う → スポンサーを取る → 社屋を広げる → 決算を読む → 免許を意識する → 予報業務許可を取る)。本文中の青い語をクリックすると用語辞典に飛びます。 サイドバーの【ガイド】でいつでも再開・終了できます。

用語辞典

105項目。「制度・免許」「電波・技術」「番組・編成」「営業・広告」「報道・災害」「現場の言葉」に 分類され、検索もできます。演奏所スポラディックE層のような業界用語のほか、 ゲームのルールと直結する語には黄色い枠で「このゲームでは」の注記が付きます。

外部音源は使わず、すべて Web Audio API で合成しています。

  • BGM — 時間帯ごとにムードが変わる自動生成のラジオBGM。早朝は静か、朝はアップテンポ、 深夜はスローな短調(「オールナイト」)。エレピ・ウッドベース・ブラシ・パッドを 確率的に組み合わせて鳴らしているので、毎回少しずつ違います。 全体はラジオらしい帯域に絞ってあり、レコードのノイズが薄く乗ります。
  • 受信ノイズ — 受信品質が悪いほどサーッというノイズが大きくなります。送信所を増やすと静かになります。
  • 効果音 — 時報(440Hzの予備音3つ+880Hzの正報)、番組の切り替わりのジングル、 カフを上げる音、建設音、契約成立音、災害時の警報、放送事故のデッドエア、 そしてゲームオーバー時のサインオフ。

画面右上の 🔔 でBGMと効果音を個別に切り替えられます。

スマートフォン対応

レスポンシブ対応済みで、スマホ・タブレットでもそのまま遊べます。

  • 〜1100px:右パネル(ON AIR・ログ)が画面外に退避し、上部の ボタンで オーバーレイとして開閉。上段は2行に折り返し、統計は横スクロール。
  • 〜720px:サイドバーが画面下部の横スクロールタブに変化。 各パネルの表と編成表は横スクロールでき、モーダルはほぼ全画面になります。
  • 〜420px:さらに省スペース化。
  • マップはタップで建設でき、キャンバスが縮小表示されてもクリック座標は自動補正されます。
  • 100dvh 対応環境ではモバイルブラウザのツールバー伸縮に追従します。

画面

数字キー 190 で切替、Space で一時停止。

  • 市街地 — 送信所・中継局・支社・サテライトスタジオ・中継車庫を配置。 青いタイルが電波の届く範囲。山は電波を遮るので、山の上に建てると有利。
  • 社屋 — 演奏所の間取り。スタジオ/主調整室/報道フロア/編成局などを、 既存の部屋に隣接させて増築していく。部屋の構成がそのまま局の能力になる。
  • 編成 — 縦が時間帯、横が曜日の編成表。フォーマットと担当アナウンサーを決める。 時間帯適性(◎○△×)と必要スタッフの充足が聴取率を左右する。
  • 人事 — 採用と解雇、そしてフリーアナウンサー・外部DJとの契約。 話術・知名度が聴取率を作り、安定感の低い人材は失言する。 構成作家とディレクターが失言リスクを抑える。疲労が溜まると成績が落ち事故が増える。
  • 営業 — スポンサー契約。1時間帯あたりCM枠は3本まで。保証聴取率に届かないと減額・打ち切り。
  • 系列 — ネットワーク加盟。ネット受けは手間ゼロだが自社の枠と収入を失う。 全番組を自社制作にし実績を積めば、逆に自社系列を立ち上げて加盟金を受け取る側にもなれる。
  • 免許 — 許認可とコンプライアンス。5年ごとに再免許審査。
  • 財務 — 月次決算、借入、聴取率推移。
  • 国際 — 国際向け短波放送。目標方面と時間帯ごとの周波数バンドを決める。
  • 用語辞典 — 放送用語105項目。カテゴリ絞り込みと検索。

主要なルール

収入の伸ばし方

CM枠の数には上限があるので、収入を伸ばす本筋はカバー人口と聴取率を上げて単価を上げること。 送信所を増やす → エリアが広がる → スポンサー単価が上がる、という循環が成長の軸になる。

アニラジ・企画枠とサイマル配信

編成表には、固定のDJを置かなくても放送できる番組フォーマット(アニラジ企画枠)がある。 出演するゲストが番組ごとに入れ替わる想定で、必要スタッフに dj が入っていないため、 通常フォーマットのような「担当不在で聴取率0.45倍」のペナルティを受けない。任意でMCを立てることもできる。

その代わり成績が回ごとに大きくブレる(構成作家がいると振れ幅が縮む)うえ、 通常の聴取率はあまり伸びない。その代わりに、画面上部の配信指数(サイマル配信の聴取動向)を 他のフォーマットより強く押し上げる。

配信指数は【免許】でマルチメディア放送の許可を取ると、そのままサイマル配信収入という 月次の収入源になる。許可がなくても指数自体は伸び、知名度(若年層のリーチ)には反映される。 「マスを狙う王道番組」と「ニッチを深く刺すゲスト番組+配信」という2つの成長ルートが選べる形になっている。

自社系列の設立(キー局化)

系列に加盟するのとは逆に、全番組を自社制作にした局は、系列を立ち上げて他局から加盟金を受け取る側になれる

条件はすべて満たす必要がある。

  • どの系列にも加盟していない
  • 編成にネット受け枠が1つもない(=全番組が自社制作)
  • 知名度55・信頼度55・聴取率2.0%以上
  • 設立費用4,000万円

設立すると毎月、知名度・信頼度・聴取率に応じた確率で地方局が加盟し、加盟局数に応じた 分担金収入が入るようになる。逆に数字を落とせば加盟局は離れていく。設立後は他系列への 加盟はできなくなる(自分がキー局側になるため)。

国際向け短波放送

短波(3〜30MHz)は電離層のF層で反射し、地上波では絶対に届かない数千km先まで到達する。 【免許】で「国際放送業務の認定」を取り、【市街地】に短波送信所を建てると【国際】画面が開く。

この機能の中心は周波数選びにある。短波の最適な周波数は昼夜・季節・太陽活動で刻々と変わる。

  • 昼は電離層が高い周波数まで反射できるので高いバンド、夜は低いバンド
  • 高すぎれば電波は電離層を突き抜けて宇宙へ抜け、低すぎれば吸収されて届かない
  • 太陽活動には約11年の周期があり、極大期ほど高い周波数が使える
  • 相手先の現地時刻で決まるので、同じ日本時間でも方面ごとに最適バンドが違う

【国際】画面の表で、7つの時間帯それぞれにバンドを割り当てる。◎が最適、×は届かない。 実際に組むと、早朝31mb → 朝25mb → 昼19mb → 夕方25mb → 夜41mb → 深夜49mb というように、一日を通して周波数を追いかけることになる。

届いた電波は海外リスナーからの受信報告書として返ってくる。それにベリカード (受信確認証)を返すと国際知名度が上がり、国内の知名度も押し上げられる。 方面によっては妨害電波を受け、その間は到達規模が30%まで落ちる。

国際放送は採算事業ではない。送信所の運用費は月380万かかり、国際知名度が最大近くまで 育っても収入は300万前後にしかならない。それでも持つ意味がある、という位置づけの設備。

国営放送モード

このゲームの土台にある「守るべき線」——放送法第4条の政治的公平、BPO、免許審査——が、 このモードではまるごと存在しません。マップは元々手続き生成で国を特定していないので、 そのまま別の国の話として成立します。

商業スポンサーは存在せず、運営費は国家予算として配分されます。その額は 基礎額 620万 + 体制評価 × 26万 で決まり、聴取率がいくら高くても上の覚えが悪ければ削られます。

毎月のように上からの指令が降りてきます。生産実績の上方修正、指導者演説の全時間帯再放送、 亡命した元アナウンサーの記録からの抹消、そして災害報道中の「被害規模には触れるな」。 選択肢は3つ。

  • 従う — 体制評価が上がり、国民の信頼が確実に削れる
  • 形式的に従い、骨抜きにする — 58%で両方を守れるが、露見すれば拒否より重く扱われる
  • 拒否する — 体制評価が大きく下がる。国民の信頼と局内の士気は上がる

終わり方は二つあります。体制評価が12を下回れば局長の任を解かれ、 国民の信頼が10を下回ったまま体制評価だけが高ければ「誰にも聴かれない放送」として終わります。

実際に4つの戦略で回すと、はっきり分岐します。

戦略 結末
全枠を宣伝で埋め、指令に常に従う 3か月で終幕(体制72・信頼0)
宣伝しつつ指令は拒否 3年目に粛清(矛盾した行動で両方失う)
報道を混ぜ、指令は骨抜きに 36か月存続(体制73・信頼72)
報道中心・指令は全拒否 信頼97の理想的な放送のまま、2年4か月で粛清

正しい放送だけをすれば粛清され、従いきれば誰も聴かなくなる。その間を縫うしかない設計です。

専用の設備と番組も追加されます。

  • 大出力送信所(500kW級)— 商業局には決して許可されない出力。国際的な抗議を招く
  • 妨害電波塔 — 国外放送に雑音をぶつける。体制評価は上がり、国際的非難が積み上がる
  • 体制宣伝番組 — 体制評価↑・信頼↓
  • 乱数放送 — 聴取率という概念を持たない放送。送出中はログに数字の羅列が流れ、 コールサインが実際に和文モールスのビープ音として鳴る(下記)
  • 地下放送(真実を伝える) — 隠れた第三の道。下記参照

隠しルート:地下放送で民主化を目指す

粛清される以外の結末もあります。編成に「地下放送(真実を伝える)」を組み込むと、 表向きは無難な番組を装いながら国民の信頼を回復させつつ、水面下の支持を積み上げます。

支持が貯まるほど発覚のリスクも上がります(妨害電波塔=監視網が多いほど、 国際的緊張が高いほど発覚しやすい)。発覚すると尋問イベントが発生し、

  • 完全に否認する — 五分五分。失敗すれば拘束されて終わる
  • 部下を切り捨てる — 誰か一人を差し出して組織を守る。士気が大きく下がる
  • 自首する — 局長の座を退くが、仲間を守りきる**(善玉エンド)**

支持が100に達すると「蜂起の機は熟した」イベントが発生し、決起を呼びかけるか (支持が体制評価と監視網の合計を上回れば体制崩壊=民主化達成の勝利エンド、 届かなければ鎮圧されて終わる)、まだ支持を積み増すか選べます。

勝利エンドや自首エンドは、通常の「放送終了」とは別に金色の見出しで表示されます。

和文モールス符号

乱数放送のコールサインは、ログに表示されるだけでなく、無線局運用規則の別表に定められた 和文モールス符号にもとづき、実際にビープ音として送出されます(濁点・半濁点は 清音の符号で簡略化)。Web Audio APIでCWの標準タイミング(短点1単位・長点3単位・ 文字間3単位・語間7単位)に沿って合成しているので、鳴るたびに正確な符号になります。

社員採用とフリー契約

人の集め方は2通りあり、性格が正反対です。

社員(局アナ) フリー・外部DJ
契約金 高い(月額の1.8倍) なし(専属なら一時金)
月額 安い 高い(社員の2〜3倍)
契約期間 長期(12〜36か月) 短期(6〜18か月)
知名度 育てる必要がある 最初から高い
士気 貢献する しない
契約満了 自動更新(たまに移籍) 更改交渉。人気が出るほど値上げ要求
問題を起こしたら 解雇できる 解雇できない。違約金つきの契約解除+事務所と12か月取引停止

非専属のタレントは他局にも出演するため寄与が13%割り引かれます。専属契約にすれば 満額になりますが、一時金とギャラ45%増を負担します。

予報業務許可(気象業務法)

災害時、「あと2時間で雨は止みます」のような自局の判断による見通しを放送するには、 気象業務法第17条にもとづく予報業務許可が必要。条件は気象予報士2名以上の配置。

  • 許可なしで独自予報を出す → 違法。罰金・行政指導・信頼度の大幅低下。
  • 許可を持っていても予報士が2名を割ると要件割れになり、行使すれば同じく違法。
  • 気象庁発表の引用は常に適法。

許可を取れば災害時に強力な選択肢が解禁され、信頼度を大きく伸ばせる。

災害報道

災害が起きると報道判断を迫られる。通常編成の継続/臨時ニュース/特別番組/中継車派遣/ EWS発報(緊急警報放送設備が必要)などから選ぶ。無視すれば信頼を失い、規模によっては行政指導。 EWSは規模が小さいのに発報すると過剰発報として指導を受ける。

続けて、災害報道中のCMの扱いを判断することになる。 遊技場・消費者金融などは単価が高いが、この局面で流し続ければ批判は局に向かう。

不祥事

生放送での失言、飲酒運転、誤報、ハラスメント、放送事故など。 訂正放送/記者会見/降板/解雇/社内処理から対応を選ぶ。 隠蔽は安上がりだが、発覚すれば行政指導とBPO案件が同時に飛んでくる。

再免許審査

5年ごと。行政指導・BPO審議・無許可予報が積み上がっていると条件付き再免許、 さらに悪化すると免許失効=ゲームオーバー。資金が尽きても経営破綻で終了。

ファイル構成

index.html
css/style.css
js/data.js      マスタデータ(番組・建物・部屋・業種・災害・不祥事・系列)
js/glossary.js  ラジオ用語辞典(105項目)
js/audio.js     音響エンジン(BGM生成・効果音・受信ノイズ)
js/game.js      状態とシミュレーション(聴取率・財務・イベント・免許)
js/map.js       マップ描画と建設
js/ui.js        各パネルとモーダル
js/tutorial.js  チュートリアル
js/main.js      起動とメインループ

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